あけましておめでとうございます。放送大学は4月から受講する
つもりですが、事前に色々見だしたらずっと続いている感じです。
宮本みち子先生
若者が社会的弱者にというテーマで成人期への移行に対する社会的関心
や背景を講義されている。労務管理の上でも若者研究はとても大事だと
感じているので興味深く、この先生のお話は何度か聴くことにしてます。
日本の時代背景としてこれまで工業化時代は一本の順序だった連続的な
移行ルートがあった特殊な幸せな時代で、その頃1980年代欧米は失業率
がとても高かったし、若者のこともすでに日本より先に社会問題として
議論されていた。
20年遅れて日本も問題に直面した感じ。90年代からは複雑な社会
構造となり、今では40代の男性は半分までとはいかないが、結婚して
いない人がとても多い。大人像と子ども像の不明確化もある。
成人期への入り口は曖昧に、青年期から成人期の移行までの長期化が進ん
でいる。また、世代間で大人になるという価値観が異なるという現状もあり、
長期化したことによるメリットとデメリットも指摘していた。
・自由になるというメリット
・長期化するとリスクも増大する 安定した雇用と家族を前提とした社会保障システムが
機能しなくなるし、これまでの社会保障システムではカバーしきれない
では、ヨーロッパ諸国では20年前にどのように解消してきたのか。
・若者を対象とするサポートする仕組み作り、縦割り行政では対応できない。
・どのような若者でも安定した生活水準となれるように支援する。
日本では現在、「サポステ」として国が支援してNPOなどで運営をさせている。団体
活動やスポーツなどでコミニケーション能力を高めるような活動をしている。
これら若者支援という分野ができたことに宮本先生が関わってきた。政府の政策にも
取り入れられている。
なぜこのような問題に取り組んだのかという質問に、夏休みとかに昼まで寝ている
子供が多いと自分の子供を育てていて「このままでは日本は大変なことになる」と
思ったのがきっかけのようでした。