中小企業において、働く女性が実際に妊娠し、出産というとき、
実際には育児休業を利用せずに、退社という選択になるケース
や休業後に復帰できないようなケースがまだまだ多いように感じます。
職場の女性スタッフに聞いたら、現実にはバリバリ仕事をしている
職場の中で、しかもしっかりとした育休の制度と復帰プランが
明確に示して無い職場だと、「言いづらい雰囲気」というものがあるよう
です。人手不足ということから最近では中小でも育児休業を前向きに
検討するところも少しずつ出てきましたが、まだまだ少数です。
確かに育児休業を取得しても保険料負担は会社も本人も無くなったり
して皆さん利用すれば良いのですが、実態は育児休業を利用して
健康保険と雇用保険の給付を受けることには受け復帰が前提の
制度なのに、給付をもらってからの復帰プランができていないため
に戻ってこれないケースが多いように思います。これってとんでもない
損失では無いでしょうか。
そこで、ちゃんと意味のある育休復帰支援プランを策定すれば
良いのですが、真剣に制度を作成したら時間と労力、知識がものすごい
必要な作業となります。専門家である社労士に依頼してのおそらく
数十万かかると思います。こんな費用出してまで、というのが実際
にプランを作成するのに躊躇させているかもしれませんね。
だからこそ、育休復帰支援プランを策定し、計画をしっかり出した
会社を助成金で支援を厚生労働省はちゃんと用意していますので、
たくさん女性を活用していく会社は特にご検討されたらどうでしょうか。
代替要員を確保した場合も助成金を受けられます。